ぼくの⼩さな恋⼈たち 4Kデジタルリマスター版
(C) Les Films du Losange
⼆本⽬にして最後の⻑編監督作。題名はランボーの同名の詩から採られている。ペサックで⼼優しい祖⺟と⼆⼈暮らしをしていた13歳の少年ダニエルが、やがて⺟が継⽗と住むナルボンヌに移住し、経済事情から学業を諦めて原付⾃転⾞修理店で⾒習いとなる物語には、ユスターシュの少年時代の記憶が多分に投影された。作家によれば、「⾃分の映画はどれも最初から社会のの
け者の中に⾝を置く」⼀⽅、本作だけは「ある⼦どもの、普通の⽣活から脱落者の境遇への移⾏」を描いている。